2019年1月 エアカナダバンクーバー-サンフランシスコ ビジネスクラス搭乗記
2019年1月にエアカナダのバンクーバー-サンフランシスコ便のビジネスクラスを利用しました。
今回は羽田-バンクーバー-サンフランシスコと乗り継ぎ利用でしたが、バンクーバーで一泊したため、一度制限エリア外に出てからの乗り継ぎとなっています。
■エアカナダビジネスクラスカウンターにてバンクーバー-サンフランシスコ便にチェックイン
バンクーバー空港のエアカナダ・アメリカ方面のビジネスクラスチェックインカウンターで、荷物を預けます。
カナダ-アメリカ路線の搭乗客はほとんどが持ち込み手荷物だけでオンラインチェックインなのでしょうか、チェックインカウンターには,ほとんど人がいませんでした。
航空券自体は出発地の羽田で受け取っていたので、搭乗券を見せて荷物を預けたいことを申し出ます。
バンクーバー空港は,チェックインカウンターで荷物を預けるのではなく、チェックインタグを付けて、そのままチェックインカウンターの奥に進み、バゲージドロップゾーンの係員に預けるスタイル。
やはり荷物を預ける利用者が少ないのかもしれません。
カウンターごとに人員を配置する必要もなく、コンベアのレイアウトもシンプルになる合理的なシステムだと感じました。
■バンクーバー空港の手荷物検査
荷物を預け終わったら次は手荷物検査に進みます。
バンクーバー空港には優先手荷物検査はなさそうです。そのまま一般保安検査場に向かいます。
ただ、時間帯的に早かったのか流れはかなりスムーズで、すぐに保安検査を通過することができました。
ここで出国審査かと思いきや、カナダ-アメリカ間は、ワンストップでカナダ出国-アメリカ入国ができるようなシステムになっていました。
アメリカの入国審査官がバンクーバーまで出張してきて、ここでアメリカ入国業務を行っているようです。
飛行機に乗る前から「Welcomd to USA」と書かれた看板に迎えられ、不意打ちをくらってしまった気分です。
■ エアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便で利用できるラウンジ
今回、宿泊したホテルでは朝食を付けなかったので、ラウンジで軽く朝食を取ろうと、エアカナダ・メープルラウンジに向かいます。
ラウンジが見つからなくてうろうろしてしまいましたが、自分の利用するゲートの真横にありました。
そういえばチェックインカウンターのお姉さんも「ラウンジはあなたの便のゲートすぐそばよ」と言っていたような気がします。
なぜ気が付かなかったかというと、まだオープンしていなかったから…
カナダエア・メープルラウンジは朝5:30オープン、私の利用する便は6:20搭乗開始。
利用可能時間は正味45分と言ったところでしょうか。
ラウンジがオープンしたので上に上がっていきます。
バンクーバー空港のエアカナダ・メープルラウンジ(アメリカ路線)には、スコーンやパイ、トーストなどの朝食が用意されていました。
後ほど機内食も出るはずなので,小腹を満たすにはこれだけあれば十分です。
スコーンとフルーツ、ヨーグルトとコーヒーを軽くいただいて、夜寝ていた間(日本の日中)に届いたメールの返信などをこなします。早朝のためか、ラウンジ内の人もまばらなので、わりと静かで仕事がはかどります。
そうこうしているうちにあっという間に搭乗時刻になりました。
■エアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便の優先搭乗開始
搭乗口へ降りていくと、もう間もなく搭乗が始めるといった様子。
援助が必要な人たちの搭乗に続いて、機内へと案内されます。
■エアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便の機体
今回利用したエアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便は短距離路線では最もオーソドックスな機体の一つであるエアバスのA320。
LCCでもよく使われている機体なので、新鮮さは全くありません。
機体もやや古さを感じさせるもので、1列目のバルクヘッドを利用しましたがモニターが壁付けのため遠くてタッチもできずよく見えないという状況。
どちらにせよ機内エンターテインメントは見ないのでいいのですが。
シートは短距離路線なのでもちろん、通常のリクラインイングシート。
真ん中のサイドテーブルは隣の方と共有なので、譲り合って仲良く使います。
ビジネスクラスはほぼ満席、ほとんどがガタイの大きい米国人の男性たち。
自分が小人の国からやってきたような、そんな錯覚もしてしまう光景でした。
こうしてみると、この路線でビジネスクラスであるメリットは、エコノミーよりも広めの座席と足元のスペース、ヘッド枕、エコノミーより隣との間隔がある、お食事が少しいいめくらいの違いでしょうか。パーソナルスペースは期待できませんが、3時間の移動なので気になりません。
私たちのお世話をしてくれるのは妙齢のおじさんCA。
黙々と世話をしてくれる執事のような、そんな雰囲気のただよう方でした。
今回ちょっと気になっていたのが、エアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便の機内食。
というのも、下調べをしていた時に見つけた英語のブログで、機内食がさんざんだったと筆者がぶちまけていたから。
でもいざ機内食が始まってみるとそんなことはなく、十分においしいオムレツ定食でした。
3時間の短距離路線ですからこの程度で十分のサービスだと思いますが、あのブログ作者は何が不満だったのだろう…
■サンフランシスコ空港に到着
飛行機は離陸後、フィヨルドを眼下に眺めながらアメリカ大陸の太平洋側を南下してサンフランシスコに向かいます。
食事をして、iPadで資料を読んだりしているうちに、飛行機は着陸態勢に入りました。
サンフランシスコ市街をぐるっと迂回して、南側からのアプローチのようです。
■サンフランシスコ空港でエアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便の預け荷物を受け取り
サンフランシスコ空港に到着しましたが、アメリカの入国審査は既に済ませているので、国内線到着のようにそのままターンテーブルに向かいます。
サンフランシスコ空港ではエアカナダ専用のターンテーブルが空港の片隅の一室にあったのですが、これは何か事情があってのことなんでしょうか。
バンクーバー空港の導線がすばらしかっただけに、サンフランシスコ空港の導線の悪さが気になってしまいました。
■エアカナダ・バンクーバー-サンフランシスコ便ビジネスクラスの搭乗まとめ
今回はマイル発券の都合でバンクーバー経由でサンフランシスコに向かいましたが、そのためエアカナダのビジネスクラス(短距離路線ですが)も体験できるというおまけも付いてきました。
国際線ビジネスクラスとは違い、準国内線扱いのような機材やサービスでしたが、十分に快適な旅行を楽しむことができました。(わーとら!)
2019年1月 ANA羽田-バンクーバー ビジネスクラス搭乗記
2019年1月にANAの羽田-バンクーバー便のビジネスクラスを利用しました。
■羽田空港到着
品川から京急で羽田空港国際線ターミナル駅に到着しました。
羽田空港は都心から近いのが便利ですが、時間帯によって帰宅ラッシュに重なると、電車に座って行ける確率が低くなることがあるのがデメリットかもしれません。
■ANAビジネスクラスカウンターにて羽田-バンクーバー便にチェックイン
羽田空港国際線ターミナル駅に到着し、まずは2階のグローバルWiFiでWiFiルーターを受け取ります。
あらかじめ予約してあったので、簡単な手続きですぐに受け取ることができました。
その後、3階に上がってANAのチェックインカウンターに向かいます。
ANAのビジネスクラスチェックインカウンターは、他の便と重なっていたのか若干人が並んでいましたが、スムーズにチェックイン完了。
カナダのeTAが登録済みであるかを確認されました。
実は、自宅でオンラインチェックインを試みたのですが、今回はバンクーバーでエアカナダ便に翌日乗り継ぎとなるため、有人カウンターでのチェックインが必要の様子。
それでもビジネスクラスカウンターなので、全くストレスはありません。
羽田-バンクーバーとバンクーバー-サンフランシスコ間の搭乗券が2枚発券されましたが、翌日乗り継ぎのため荷物は、バンクーバー空港で忘れずにいったん受け取るようにとの案内を受けました。
この時間帯はANAラウンジが片方しか空いてないため、そちらを利用するようにとも案内され、荷物検査に向かいます。
■羽田空港の手荷物検査・出国審査
羽田空港の優先荷物検査は、各社の自社上級会員のみが利用できるシステムとなっているため、平会員の私はビジネスクラスの利用であっても、一般保安検査場を利用することになります。
このあたり、航空会社と空港会社との契約が関係しているのでしょうが、他の空港ではあまり見られないシステムのため、よく混乱している方を見かけます。
柔軟に対応すると何かまずいことでもあるのでしょうかね…
とは言え、もう出発便も少なくなってきた夜の時間帯なので、手荷物検査もそれほど時間がかからずに通過できました。
羽田空港の出国審査には顔認証ゲートが設置されているため、日本のパスポート保持者はとてもスピーディに出国手続きを受けることができます。
ただ、顔認証ゲートを利用すると出国スタンプが押されないため、海外旅行保険を利用する場合など考えて出国スタンプがあった方がいい場合は、顔認証ゲートを抜けたすぐ先にデスクがあるので、そこでスタンプをもらうとよいでしょう。
無事に出国審査を終えて、ANAラウンジへと向かいます。
この時間帯は、向かって左側にあるANAラウンジは閉鎖されている(20:00~の営業)ため、向かって右側のANAラウンジを利用することになっています。
エスカレーターを上って左側が、今回私が利用するANAラウンジで、右側がファーストクラス利用者やAMCゴールド会員が利用できるANA SUITEラウンジです。
深夜便ということもあり、ANAラウンジでシャワーの後、暖かいお味噌汁とおにぎりで簡単な食事を済ませ、残っていた仕事をいくらか片付けてしまいます。
そうこうしている内に気がついたら搭乗時刻が迫っていました。
ANA羽田-バンクーバー便の搭乗口に向かったところ、既に優先搭乗が始まっていました。
慌てて列に加わって機内へと向かいます。
今回利用するのはB-787型機。
最新の機体ということで快適性も期待できます。
機内に入ると、CAさんから挨拶があり、ウェルカムドリンクをいただきました。
ビジネスクラスはスペースも広いので、出発準備が整うまで引き続きパソコンを広げて残務を片付けていきます。
周りが仕切られた空間で、自分だけのスペースだと、移動中の仕事もはかどります。パソコン、バッテリー、ケーブル、本、iPadやスマホ全て身の周りに置いておけるスペースがあるのも便利です。
そうこうしているうちに出発準備が整い、離陸となりました。
最近話題になっているANAの「歌舞伎調」機内非常用設備案内ビデオ。確かについつい見入ってしまいます。
最近は各社とも非常用設備案内ビデオにこだわっているので、見比べるのが楽しみになっています。
水平飛行に移ってしばらくすると機内食の提供が始まりました。
まずはアペタイザーから。
チーズとオリーブの盛り合わせとクラッカー、そして奥にあったのが帆立を軽くスモークしたもの。
スモークがキツすぎず、しかも帆立のうまみがぎゅっと詰まっていて、これはなかなか美味しい。ワインが合いそうですが、私は飲めませんので遠慮しました。
続いて前菜がやってきました。
日本発ということで和食を選択。
どれもちょっと冷たいのがやや残念ではあるものの、味はやはり間違いなし。
色どりもきれいで、見てよし、味もよしです。
左奥の刺身には「塩みかん」ドレッシングをかけてカルパッチョ風にいただくようになっていましたが、この「塩みかん」ドレッシングがなかなか香りも良く、美味しかったので、売店で売ってたりしないだろうかと思ったり。
続いてやってきたのがメイン料理。
サバの味噌焼きのようなものと、野菜の炊いたものが主体のメニューです。
こちらは見た目から想像できる範囲の味で、思っていた以上の感動はありませんでしたが、十分に美味しかったです。最後にお口直しにデザートとコーヒーで食事は終わります。
日本流のおもてなしと含めて、改めて日系エアラインでの旅行はストレスフリーだなと感じます。
今回、ANA羽田-バンクーバー便では機内Wi-Fiを利用しました。
飛行時間中ずっと使えるフルタイムプランで約2500円。
意外とスピードも快適で、ギリギリまでPCで作業ができてカナダ時間に合わせて睡眠のタイミングを調節しつつ、時差ぼけ対策にもなりました。
■バンクーバー空港に到着
およそ8時間のフライトの後、ついにバンクーバー空港に到着しました。
ビジネスクラス利用だと、8時間ぐらいのフライトは全く苦にならないのが助かります。
■バンクーバー空港でANA羽田-バンクーバー便の預け荷物を受け取り
バンクーバー空港に到着し、入国審査を済ませるとすぐ目の前が手荷物受取場となっていました。
バンクーバー空港は初めて利用しましたが、導線が良く考えられているように感じます。
入国審査通過後まもなくして優先タグをつけた荷物が流れてきました。
荷物を受け取り、税関申告がないのでそのまま出場します。
今回ANA羽田-バンクーバー便のビジネスクラスを利用しましたが、サービス・機体の快適さともにすばらしいもので、約8時間のフライトを全くストレスなく移動することができ、到着後からすぐに行動できました。
短期出張、もしくは短期滞在の旅行者が、限られた時間内に時差ボケの影響を最小限に抑えつつ、滞在中の時間を最大限いかすのに最適な空の旅になると思いました。